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育児体験記

私の育児体験記②

榊原将成

こんにちは、Life&Career Designの榊原です。
今回は産後3ヶ月ごろに直面した産後クライシスと今だから思う対処法をお話しします。

この記事はこんな人におすすめ

  • 産後に夫婦関係が悪化したと感じるパパママ
  • 子どもが出来てからしんどいと感じることが多くなった方
  • 友人やネットの情報から産後が不安になったプレパパプレママ
  • 将来結婚子育てを考えている方

育児体験記①を読んでいない方はこちらから

俺はイクメン?
私の育児体験記①

産後クライシスは突然に

確か子どもが産まれて3ヶ月ごろ。私は朝6時半ごろに乾燥機に入れていた食器をしまっていました。
その日は少し寝坊をして、それでも妻の家事負担が減ればと必死で食器を片付けてから出社しようとしていたところ。

食器の音がうるさい!!
娘が起きちゃうでしょ!!!

榊原将成

あ、うん、ごめん。

当時の我が家は2LDKの賃貸で、たしかに今思うと音はかなり響いたと思います。
しかし、その時の自分としては「せっかくやってあげてるのに…」という勘違いイクメンの典型的心境でした。

それからは毎月のように夫婦でぶつかることに

当時は「え、何?俺がわるいの?」という心境。
自分は育児に積極的だし、妻はそのために育休取ってるんでしょという。
「他のママもみんなやってるし、なんでそんなに気が立ってるんだろ?」と口には出さないもののそう思いながら、喧嘩の時には漏れ出て大惨事になる始末…。

榊原将成

まあ一時的なことだしほっとけば元に戻るでしょ。

このように楽観的に捉えていた当時の自分はその後2年以上も続き離婚の危機までも迎えるとは思ってもいないでしょう。
その辺りのエピソードはまた追々。

そもそも産後クライシスとは?

引用元:ベネッセ教育総合研究所

産後クライシスとは出産後に夫婦ともにお互いの愛情が急速に下がることを指します。特に妻から夫への愛情低下が大きいことが特徴です。

主な原因としては出産によるホルモンバランスの乱れ夫のねぎらい不足育児協力不足夫婦で過ごす時間の低下などと言われていますが、そもそも産後の育児自体が無理ゲーレベルに過酷すぎて「そりゃお互いそうなるわ…。」というのが今だからこそ思う個人的な意見です。

産後は夫婦ともに高ストレス状態

子どもが産まれると周りから「おめでとう!」「幸せだね!」と言われますが、実は生活上の変化というのは良い変化もストレスなんです。

ライフイベント法でストレスを点数化すると、産後ママのストレス点数はなんと466点。

これは300点以上だと翌年に健康障害が生じる危険性が80%とされています。
パパも育休取得や仕事のペースを変えると、場合によっては300点を超えてきます。

参考:あなたのストレス点数は何点ですか?

このように産後の負荷は予想以上に大きく、特にママの産後うつが問題視されていました。
パパが育児をすれば解消されると言われていましたが、結果的にパパもメンタルに不調をきたすことが増えてきており、最近では産後クライシスのことをメンタルクライシスと表現することも多くなっています。
そりゃ二人でやってもそうなるならば、ママひとりだったら無理ゲーですよね。

参考:NHK すくすく子育て情報 メンタルクライシス①

対策:とにかく親がひとりの時間をつくること

家族を持つと常にパートナーや子どもなど誰かがいると思います。
自分ひとりの時間を最後に取ったのはいつでしょうか?
おおよそ、お互い喧嘩して家出したときぐらいなものじゃないでしょうか。

NHKのすくすく子育てという番組で有識者の大日向雅美さん(超絶優しいおばあちゃん)がこのようにおっしゃっています。

大日向雅美さん

自分の時間が欲しいと思うことは、決してぜいたくではありません。人として生きていく上で、とても大切で必要な時間です。
自分の時間は、息をするように必要な欲求なのです。
誰かを説得する必要もありません。誰かに「息をしてもいいですか?」と聞く必要がないことと同じです。人が人として生きていく上で大事な欲求を、自分に認めてあげてほしいなと思います。

参考URL:NHK すくすく子育て情報 自分の時間


ちなみに我が家は今でも木曜日の夜はパパが外出、金曜日の夜はママが外出と決めています。
パートナーを頼るのが難しい場合は、地域のファミサポ(子育てサポート)等に頼めば800円~1,000円/1時間で子どもを預かってもらえるので積極的に活用しましょう。
事務局に活用理由を聞かれることもありますが、「リフレッシュのため!」と言っても全く問題ありません。

ひとりの時間を設けることで私たちの関係も大きく改善しました。
しかし、根本的解決には至らなかったこともあり、次回そのあたりをお話しできればと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!